レコードプレイヤーDP-67L再調整
先日の夜の「エラート・オーディオ・チェック'78」での音響テストで、低音域の30Hzが聴こえるような聴こえないような感じでしたので、本日昼間に針圧を標準値の1.5gから1.25gに暫定的に変更し、適正音量でチェックしてみました。 針圧は、以前のトーンアームであるオーディオクラフト製AC-300では軽めの1gでノイズが少なくお気に入りの音を出していました。このトーンアームは、一点支持のオイルダンプ式でしたのでレスポンスが良く、カートリッジの性能を軽針圧で引き出せていました。 これがAC-300です。昨年オーバーホールしダンピングオイルも信越シリコン製のものを入手したのですが、もう使用することもないので、オークションで処分する予定です。
またカートリッジのAT-33ML自体も標準より軽めのセッティングが良いとの評判が有ったと記憶しています。
結果は、あっさり聴こえました。30Hzは空気の震えるような音、「振動」です。 まだ、アームの調整を気合いを入れてやったわけではありませんが、家族が使うには一応OKでしょう。 反りのあるレコードに対する追従性はAC-300の方が良いように思えます。 改善可能かどうか、一度気力の充実している時に、アームを分解しレストアにチャレンジしてみたいと思います。




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レコードプレイヤーDP-67L
かなりのご無沙汰です。 ロッド製作もフライス改造過程もブログへのアップは中途半端なまま、内心自己嫌悪。 さて昨年12月にレコードプレイヤーの回転が停止しない。と思ったら今度は回転しなくなりました。 回転スピードの同期状態をみるストロボは正常。「スタート-ストップ」のプッシュボタンスイッチだけがきかないという状況です。 故障した場合は、先ず内部を確認するのが、この工房の「お約束」です。
分解して確認したところ、スイッチやコネクタの接触不良ではないようで、モーターの起動停止を制御する基盤の故障のようです。
という訳で、本日、回転しないレコードターンテーブルの入れ替えのために、年末にオークションでレコードプレイヤーDP-67Lを落札しました。カートリッジは以前使用していたAT33MLを装着しトーンアームの調整を完了しました。 ダストカバーを外し自作ラックに収納しました。
そしてお約束のオーディオチェックです。このレコード大変重宝しています。 といっても、過去に使用した回数は、数回程度ですが。(笑) 夜でしたので小音量でのテストです。 高音域、18kHz、14kHzは聴こえません。10kHz聴こえます。これは僕の耳の劣化のせいでしょう(笑) 低音域、63kHz聴こえます。30Hz、聴こえるような聴こえないような・・・。 昔(十数年前)のテストでは14kHzから30Hzまで聴こえていたのですが・・。 30Hzが聴こえなくなったのは、耳?、トーンアームのセッティング?、カートリッジ?、アンプ?、スピーカー?何か原因があるようです。 後日、ボリュームを上げて、針圧調整等をもう一度やってみようと思います。 





プリメインアンプPM-94
新年明けましておめでとうございます。
何か更新するネタは・・・と画像を整理中に、オーディオアンプの内部掃除と修理をした時の画像が見つかりました。
Marantz PM-94というこのプリメインアンプ、約25年前のメーカーの発表直後に秋葉原の電気店で注文し、2週間後に送られてきた記憶があります。
クォーターA回路というものを採用し、最大出力の1/4までは完全な純A級動作するというものです。
電源を入れて待機状態だと、常に35W+35W分の発熱があり、音楽を聞いている時はスピーカーへの出力分、発熱が減るという今のエコ時代に逆行するような特性のアンプなのです。 内部にホコリが溜まってくると放熱特性も悪くなり、電子部品の劣化が早くなるという悪循環にもなります。実は子供が小さいころ、アンプの上に絵本を置き、勝手にスイッチを入れっぱなししていたため、かなりの高温になり故障しメーカー修理に出したということ経験があります。修理に出す前に内部を解放したところ、ホコリが焦げていたのを目撃しました。
それ以降、冷却には気を使っていました。
さらに重量は23kg、今の時代にそぐわないこの重さは、一般家庭で使うには移動にも少々根性のいるようなしろものでした。なんせ、分解のために片側も持ち上げようものなら、一方のインシュレータに荷重が集中し、シャーシーがひずんでくるという思いもしなかったことが起きました。
実はカセットデッキという陳腐化した機器で録音をすると、どうも左右の音量レベルおかしいという現象が10年程前に起き、あまり録音することもなかったのでそのまま放置していました。
修理のきっかけは、オーディオラックの製作ついでに、もろもろの問題点の解消と埃の掃除。
カセットデッキをTAPE2に繋ぐと問題なく録音再生できるので、TAPE1出力時に信号が減衰しているということまではわかりました。 (オーディオラックの製作は、こちら)
当初はコネクタの接触不良か半田不良、配線の断線しかけなどを予想し配線を追いかけチェックしたのですが、スイッチパネルあたりで、断念。これ以上は本格的に解体せねばならずシャーシーを横に立てたりしなければならず、固定治具なしではひずませるリスクが生じてきたのです。。
結局カセットデッキをTAPE1接続からTAPE2接続に変更することで問題を解消しました。
例のごとく、その詳細過程がわかる画像はありません。なんせ、組み立て手順がわからなくなった時のために参考に見るつもりで記録した画像ですので。<(_ _)>
内部の掃除後の画像です。掃除前は、綿ボコリで内部は一面灰色の世界でした。冷却させるためには空気の流れが必要です。その空気にホコリが含まれているため、このようになってしまいます。それを防止するにはホコリの少ない空気で冷却すればいいのですが、不織布等をフィルターとして使うことは、空気の流れを阻害するためNGということは予想がつきます。
そこで、ラック側で工夫しホコリの侵入を抑えることにしたのです。
バックパネルのコネクタ接続部のサビ等は研磨で落とし、「メッキごっこ」で金メッキを施しました。未使用端子はビニールチューブでカバーし、表面劣化を防止しています。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
カスタムオーディオラック
自作のオーディオラック(幅100cm×奥行き48cm×高さ60cm)を紹介します。
購入予定のブルーレイレコーダーを納めるスペースがそれまで使っていたラックにないということが自作のきっかけとなりました。
・プリメインは25年程前に購入したもので重量は23㎏と結構重いためしっかりしたものにしたい。
・全てのオーディオ機器と購入予定のブルーレイレコーダーをできるだけコンパクトに収めたい。
・ケーブル類をスムーズに引き回したい。
・レコードプレイヤーを内部に収納したい。
・内部への振動、埃の侵入を極力抑えたい。音波の侵入を抑えたい。
・リビングに調和させたい。
以上の仕様を満足するものを市販品で見つけることができなかったので2010年1月頃自作に踏み切りました。
天板と底板は30mm。側板と仕切り板は25mm、素材はの赤松の集積材。
センターの縦の板は、デザインを考慮しタモの無垢板を用いました。
これは簡単に部屋も模様替えに合わせ、交換できるようにしています。
キャスターは高さ50mmで耐荷重のあるウレタンゴム製のものは左右の前後と中央に合計5個。
ガラス扉のヒンジと開閉部のマグネットは、ごく一般のものです。
これらはホームセンターで購入しました。

ラックの上にテレビを置く予定でしたが、しっくりこないので出窓のところに置いています。

防塵と遮音は網戸等の隙間塞ぎテープで毛足が5mm程の植毛紙のようなものです。

後ろは1mm厚のスモークのアクリル板でカバーしています。
アンプの後ろのアクリルカバーは簡単に取り外せるよう、穴開け加工しラックに取り付けた真鍮製の細木ねじに吊り下げています。また放熱のためにアンプ後部のみ隙間を設け空気が入るようにしています。
温まった空気をその上のプレイヤーエリアに上昇させ、正面の不完全な密閉部から外に空気を逃がすようにしています。
この空気の流れでプレイヤー正面部分の隙間からの空気の侵入を抑えるようにしています。
なおプレイヤー後部は隙間なきようアクリル板を両面テープで張り付けネジで固定しています。


内部にはアース用の銅板(幅2cm×20cm)を取り付け、各機器のアース線を内部で集合させています。
また信号線にノイズがのるのを抑えるため、電源コードと信号ケーブルは距離をとり分離して引きまわしできるようにしています。
扉とラックトップには3mmの板ガラスをネットショップでオーダー(¥15225でした)しました。
扉は糸面取り仕上げ、トップは幅広面取り仕上げです。

塗装は、油性の木材用ステインを木目に沿って濃淡つけながら塗り重ねることで集積材であることが分かりにくくし、その上を油性のウレタンクリアー塗装と表面の水研ぎの繰り返しで平面仕上げを行いました。
自作に要した費用は4~5万円というところでしょうか。塗装関係に結構費用と時間を費やしました。
これとは別に防振対策を兼ねて、新たにスピーカーの下に御影石の台を置きました。
完成後、9ヵ月程経ちますが、内部の全エリアで埃の侵入は、ほんのわずかしかみられません。
掃除の手間が大幅に削減されました。
FC2ノウハウ
購入予定のブルーレイレコーダーを納めるスペースがそれまで使っていたラックにないということが自作のきっかけとなりました。
・プリメインは25年程前に購入したもので重量は23㎏と結構重いためしっかりしたものにしたい。
・全てのオーディオ機器と購入予定のブルーレイレコーダーをできるだけコンパクトに収めたい。
・ケーブル類をスムーズに引き回したい。
・レコードプレイヤーを内部に収納したい。
・内部への振動、埃の侵入を極力抑えたい。音波の侵入を抑えたい。
・リビングに調和させたい。
以上の仕様を満足するものを市販品で見つけることができなかったので2010年1月頃自作に踏み切りました。
天板と底板は30mm。側板と仕切り板は25mm、素材はの赤松の集積材。
センターの縦の板は、デザインを考慮しタモの無垢板を用いました。
これは簡単に部屋も模様替えに合わせ、交換できるようにしています。
キャスターは高さ50mmで耐荷重のあるウレタンゴム製のものは左右の前後と中央に合計5個。
ガラス扉のヒンジと開閉部のマグネットは、ごく一般のものです。
これらはホームセンターで購入しました。

ラックの上にテレビを置く予定でしたが、しっくりこないので出窓のところに置いています。

防塵と遮音は網戸等の隙間塞ぎテープで毛足が5mm程の植毛紙のようなものです。

後ろは1mm厚のスモークのアクリル板でカバーしています。
アンプの後ろのアクリルカバーは簡単に取り外せるよう、穴開け加工しラックに取り付けた真鍮製の細木ねじに吊り下げています。また放熱のためにアンプ後部のみ隙間を設け空気が入るようにしています。
温まった空気をその上のプレイヤーエリアに上昇させ、正面の不完全な密閉部から外に空気を逃がすようにしています。
この空気の流れでプレイヤー正面部分の隙間からの空気の侵入を抑えるようにしています。
なおプレイヤー後部は隙間なきようアクリル板を両面テープで張り付けネジで固定しています。


内部にはアース用の銅板(幅2cm×20cm)を取り付け、各機器のアース線を内部で集合させています。
また信号線にノイズがのるのを抑えるため、電源コードと信号ケーブルは距離をとり分離して引きまわしできるようにしています。
扉とラックトップには3mmの板ガラスをネットショップでオーダー(¥15225でした)しました。
扉は糸面取り仕上げ、トップは幅広面取り仕上げです。

塗装は、油性の木材用ステインを木目に沿って濃淡つけながら塗り重ねることで集積材であることが分かりにくくし、その上を油性のウレタンクリアー塗装と表面の水研ぎの繰り返しで平面仕上げを行いました。
自作に要した費用は4~5万円というところでしょうか。塗装関係に結構費用と時間を費やしました。
これとは別に防振対策を兼ねて、新たにスピーカーの下に御影石の台を置きました。
完成後、9ヵ月程経ちますが、内部の全エリアで埃の侵入は、ほんのわずかしかみられません。
掃除の手間が大幅に削減されました。
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テーマ : オーディオ・ビジュアル
ジャンル : 趣味・実用
ターンテーブルDP-2000の修理
DENONのレコードプレイヤー用ターンテーブルDP-2000、31年前に購入したものですが数年前から電源は入るものの、ON/OFFSTART/STOPスイッチがうまくきかない。

数回繰り返し押しているとターンテーブルが動き始めるという状態に。
そしてついに、スイッチを入れるのにSTARTするのに数分かかるというやっかな状態になってしまいました。
さらに回転数の切り替えもうまくいかなくなってきました。
電子部品の故障ならやっかいだし、これはお釈迦かなと思いつつネットで修理情報を検索。でも何も出てこない。
オークションでは、同様の症状のものがジャンクとして出品されているではないか。
というわけで、ダメもとで分解開始。
わかりにくい画像ですみません。
この画像は、組み立ての時に間違わないようにと、その確認用に撮ったものです。

原因は直ぐにわかりました。
回転数切り替えスイッチの接点部分が黒い皮膜で覆われていました。
このプレイヤーは接点部分に純銀を使っているようです。
その銀が空気中の硫黄成分を含む気体により、表面に硫化銀が生じたようです。
わかり易くいうと「いぶし銀」状態。これにより電気が流れにくくなったようです。
触れると硫化銀がポロポロと剥離してきます。

ON/OFFSTART/STOPスイッチは電気接点がスイッチボタンの中心から位置ずれし、斜めにわずかしか接触しない状態。
加えてその接点は黒く変色していました。
市販の接点復活剤でもいいのかもしれませんが、ひどく硫化していたので銀製の貴金属用の還元剤をメン棒についてて掃除。
でもなかなかとれませんでしたので、#2000のサンドペーパーで研磨しコンパウンドで仕上げました。

スイッチ以外のコネクター等の接点もチェックしてみますと、こちらも銀のようで部分的に黒く変色しています。
コンパウンドで研磨しました。



電源スイッチはパッケージ内に接点が収まっています。


分解ついでにキャビネットをピアノ塗装風に仕上げました。

FC2ノウハウ

数回繰り返し押しているとターンテーブルが動き始めるという状態に。
そしてついに、
さらに回転数の切り替えもうまくいかなくなってきました。
電子部品の故障ならやっかいだし、これはお釈迦かなと思いつつネットで修理情報を検索。でも何も出てこない。
オークションでは、同様の症状のものがジャンクとして出品されているではないか。
というわけで、ダメもとで分解開始。
わかりにくい画像ですみません。
この画像は、組み立ての時に間違わないようにと、その確認用に撮ったものです。

原因は直ぐにわかりました。
回転数切り替えスイッチの接点部分が黒い皮膜で覆われていました。
このプレイヤーは接点部分に純銀を使っているようです。
その銀が空気中の硫黄成分を含む気体により、表面に硫化銀が生じたようです。
わかり易くいうと「いぶし銀」状態。これにより電気が流れにくくなったようです。
触れると硫化銀がポロポロと剥離してきます。

加えてその接点は黒く変色していました。
市販の接点復活剤でもいいのかもしれませんが、ひどく硫化していたので銀製の貴金属用の還元剤をメン棒についてて掃除。
でもなかなかとれませんでしたので、#2000のサンドペーパーで研磨しコンパウンドで仕上げました。

スイッチ以外のコネクター等の接点もチェックしてみますと、こちらも銀のようで部分的に黒く変色しています。
コンパウンドで研磨しました。



電源スイッチはパッケージ内に接点が収まっています。


分解ついでにキャビネットをピアノ塗装風に仕上げました。

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