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東電、福島第一原発事故での差別と風評被害

福島産の農作物を進んで販売、購入しようという心温まるニュースがあり、その行動に心動かされたのですが、その一方で胸が苦しくなるニュースがありました。

同じ国民として、やるせない気持ちでいっぱいです。

【「同じ風呂はいるのイヤ」と避難者受け入れ旅館でキャンセルも】
・他県の病院で診察
・他県内のパーキングエリアに止まっていた際、“福島県民は来るな”といわれた。
・「福島県民であることを理由に“レストランで入店を断られた。
・他県のガソリンスタンドに『福島県民お断り』の貼り紙があった。
というようなことも。

【つくば市が“福島差別”転入者に被曝検査】
・千葉県船橋市に避難していた福島県の小学生兄弟が「放射能が付いている」などといじめられ、家族全員で福島県に戻ったケースも。
・旅館やホテルが福島県民の宿泊予約を拒否したり、福島県方向に向かう客をタクシーが乗車拒否
というようなことも

【福島県民同士でも放射能差別 友達になろうとしても逃げられる】
・大人の「放射能無知」が子供たちにも伝わってしまう。「大人が正しい知識を学ぶことが大切」
とのコメントがあります。

福島県内でもこのようなことが起きているとは、誠に残念に思います。
福島県民は、放射性物質について問題のない県内産の農作物や水産物は購入しているのでしょうか?

今、日本全体が、震災からの早期復興や原発問題の早期解決を願っているはずです。
そんな状況の中で、国内におけるこの風評被害の問題は、なぜ起きるのでしょう。
東電の責任でしょうか?
この国の政治行政の問題でしょうか?
国民性なのでしょうか?
県民性市民性の問題でしょうか?
道徳教育の問題でしょうか?
ほんの一部の良識の乏しい人の行動であったことを願っています。


追記

こんなニュースがありました。
善意の行動をこのような形で「評価されるとは。
【全部で5千万円以上?避難所で現金配る2人組】
*******************************************************************
東日本大震災で被災した宮城県石巻市の避難所に「西日本有志の会」「西日本小売業協会」などと名乗る男性2人組が現れ、避難住民に直接現金を配ったことが23日、わかった。
 市が同日、災害対策本部会議で明らかにした。
 市によると、2人組は21、22の両日、市内の避難所計6か所で3万円ずつ茶封筒に入れた現金を避難住民に配ったほか、市牡鹿総合支所で、職員に3万円の茶封筒約170通、計約500万円を渡していった。総額は5000万円以上とみられる。避難所の職員が「やめてください」と言って断っても配り続け、その後立ち去ったという。
 話を聞きつけたほかの被災者からは「不公平だ」と訴える電話が市に寄せられており、市は「志はありがたいが、被災者に公平に配れる義援金として送ってほしい」と呼びかけている。
********************************************************************

やるせないのは、「話を聞きつけたほかの被災者からは「不公平だ」と訴える電話が市に寄せられた」ということ。もらえなかった被災者の気持ちはわかりますが、こういう電話をする人は人の善意というものをどう考えているのでしょう。ストレスで、そんなことを考える余裕もなくなってきているのかもしれませんね。

以上、徒然なるままに・・・。

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2011-04-24 : 原発事故 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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福島第一原発事故と薬害エイズ事件

東日本大震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様、そのご家族の方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。

さて、福島原発事故の問題はニュース等いろいろ報じられているようですが、情報が増えてくるに従って疑問や矛盾を感じてきました。
この事故の原因、どこか薬害エイズ事件と似ているよな気がします。
(薬害エイズ事件とは、主に血友病患者が用いる血液凝固因子製剤の使用において、非加熱製剤がエイズ感染の危険があると認識していながら、その危険性がない加熱製剤が開発された後も2年4ヶ月以上の間、なかなか承認されずに非加熱製剤を治療に使用したことにより、多数のHIV感染者およびエイズ患者を生み出した事件。)


今回の震災でなぜ、原発は機能不全に陥ったか?
「これほどの地震、津波は想定していなかった」という主旨の国、東京電力の答弁。

 ここに次の事実が報じられています。
 2007年7月「福島原発10基の耐震安全性の総点検等を求める申し入れ」
 2009年6月「福島原発、軽視された安全性リスク地震学者が2年前に鳴らした警鐘」

今回の件について
「津波に関する東電の想定、そして海底地震により引き起こされることの多い波に対処しようと同社が築いた防潮堤は、福島第一原発の運命を左右する重大なポイントになった。原発は3月11日のマグニチュード9.0の大地震を耐え抜いたが、約1時間後にやってきた津波が高さ5.5メートルの防潮堤を乗り越え、非常に重要なディーゼル発電機を破壊したからだ。」とあります。

しかし、いろんな情報を集めてみますと発電設備だけでなく、制御や管理に必要な電気系統や冷却用ポンプ等の重要な設備まで大きなダメージ(漏電、破損)を負い、その後の復旧作業で交換等がなされているようです。つまり、もし電源が確保できていても制御や管理はできなかった。
津波の被害を受けた時点ですでに「制御、管理は無理」という状況のようです。

また冷却水供給不足による水素爆発を起こす経緯は次のようになるようです。

「核燃料の崩壊熱による温度上昇」
  ↓
「原子炉圧力容器の圧力上昇」→「蒸気の圧力抑制室への放出、放出できない場合は原子炉破損」
  ↓
「原子炉圧力容器内の冷却水の蒸発による水位低下と圧力抑制室、原子炉格納容器内の圧力上昇」
 (原子炉の蒸気を原子炉格納容器に逃がしているわけですから、冷却不十分だとこうなります)
  ↓
「核燃料露出」
  ↓
「核燃料の温度の異常上昇」
  ↓
「核燃料の水素発生。さらなる温度上昇で燃料棒の熱破損」

海水の注入では、核燃料に塩が結晶として析出しそれが多くなると断熱材の役割をして、時間とともに冷却効果は低下していきます。また水素の発生量も増えてくるようです。
水素爆発を起こせば、いくら圧力容器が大丈夫でも、衝撃波で補器接続部はダメージを受け漏れるのは普通のはずです。漏れないようにするには、その系の設計強度をさらに上げる必要があります。


福島第一原発では、事故発生後の即対応で今回の放射性物質拡散という被害を小さくできたのかもしれませんが、どうも根本的には時間的にそれを回避することは非常に難しいことだったように思えます。

「事故発生の初動に問題があったからだ。」というニュアンスの見解もありますが、本当でしょうか。

地震津波に対する設備の安全性の見直しが十分行われていなかったことが原因の本質ではないでしょうか。

原子力損害の賠償に関する法律3条2項に
 「異常に巨大な天災地変又は社会的動乱によって生じたものであるときは」無過失責任は負わないと規定されています。今回の事故は「異常に巨大な天災地変」にあたらないという解釈で東電の責任問題が取りざたされていますが、それは 「想定された天災地変」ということでしょうか。
数年前に、地震津波に対する安全性が疑問視され、公の場で問題提起されていたにも関わらず、安全対策の見直しが行われなかった責任はどこにあるのでしょう。

企業というものはリスクとその対応コストをはかりにかけて物事を考えます。そのため誤った判断をしてしまうことがあります。それを防止する仕組みが国の規制であり指導であるはずです。
これは「薬害エイズ事件」とどこか似ているような気がします。
国が福島第一原発の安全性を認めてきた以上、まずは国が前面に立ち責任を持つという姿勢を示すのが筋ではないでしょうか。
これまでのニュース、報道では

「想定外の地震津波の規模だから、東電だけの責任ではない」という主旨のものから、
補償問題がクローズアップされてくると
「国の責任を認めれば、税金が使われ国民負担になる。東電を擁護するな」というニュアンスのもの。
いずれにしてもお金の問題になると、人の発言は微妙に変化しているようです。
また「補償は、まずは東電」という発言には正直、リーダーシップというものが感じられません。
なんだか切なくなります。

以上、思うがままのひとりごとです。

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2011-04-23 : 原発事故 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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