英国シマノ製のTEXBXMTS27 の修理
お気に入りの旅行用パックロッドが、3回目の釣行で折れてしまいました。それも2ヵ所同時に。
英国シマノ製のTEXBXMTS27
ランディング中、竿をあおったとたん、「バキ」獲物と一緒に折れた部分が海面に向かって遠ざかっていきます。
回収は無理かなと思っていましたが、ダメもとで残った部分だけでリールを巻き目上げ回収できました。
見事に2か所で破断しました。(泣)
なんともろいロッドなのだろう。
購入したところに問い合わせするとメーカー修理不能。新しく買うしかないとのこと。
輸入品なのですぐには入手できそうにない。
ということで修理にチャレンジ。
隙間調整を含め、0.04mm程度の精度での加工が必要でした。
こうなると修理は新品を作るより難しいことを実感しました。




詳しくは Lepreの釣り工房 でどうぞ
英国シマノ製のTEXBXMTS27
ランディング中、竿をあおったとたん、「バキ」獲物と一緒に折れた部分が海面に向かって遠ざかっていきます。
回収は無理かなと思っていましたが、ダメもとで残った部分だけでリールを巻き目上げ回収できました。
見事に2か所で破断しました。(泣)
なんともろいロッドなのだろう。
購入したところに問い合わせするとメーカー修理不能。新しく買うしかないとのこと。
輸入品なのですぐには入手できそうにない。
ということで修理にチャレンジ。
隙間調整を含め、0.04mm程度の精度での加工が必要でした。
こうなると修理は新品を作るより難しいことを実感しました。




詳しくは Lepreの釣り工房 でどうぞ
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折れた釣竿の修理
折れた釣竿の修理方法のホームページ、Lepreの釣り工房を立ち上げました。
折れたロッド(釣竿)の修理はそれほど、難しいものではありません。ただ綺麗に仕上げようとすると難しくなってきます。国内には継ぎ目が分からないようなきれいな修復をしてくれるショップもあるようです。
実は、一時ロッドの修理を頻繁にやっていた時期がありました。10年も前でしょうか。当時はバス釣りにはまっており、メガバスのデストロイヤー(1ピースロッド)が一世を風靡していました。このロッド、釣り具屋では予約を入れてもいつ入ってくるやらわからないという状況。当然のことながら、新品ロッドにはプレミアが付き、オークションでは定価以上で取引されていました。人気のF4-66Xは定価の倍以上で取引きされていました。中古でも定価なみの金額。そんなデストロイヤーも折れてしまうことがあります。しかし、メーカー修理では時間がかかるとか、購入証明にあたる保証書がないと修理代が高い、あるいは修理してもらえないとかいろいろあったようです。そんなわけで、釣り仲間から折れたロッドを何とかきれいに修理できないかとか、傷をついたロッドを修復できないかという相談をよく受けていました。自分もなかなか触る機会すらないロッドでしたから、進んで修理を引き受けました依頼主の要求は、「とにかくきれいに、そして修理個所が折れないように」という無理難題でした。それに応じていると、その噂が広まりいろんな人から、様々な依頼が来るようになりましたその内容は、ガイドの鳴き(負荷がかかったときの異音)、グリップ、ロッドの深い傷の修復等々。いろいろ経験しました。折れたロッドの修復は、仕上がりと耐久性を追求すればするほど時間を要したものです。さて、前置きが長くなりましたが、オリジナル素材を極力再利用するという手法をご紹介します。
優れたショップでの修理手法は企業機密となっており、私は知りません。ここでご紹介する手法はあくまで我流ということでご理解下さい。プロショップ等では、よりよい手法で行われているかもしれません。
補修条件
・補強材以外は、破損素材を再利用する。
・補修用補強素材はカーボン。
この補修構造が基本形になります。

ここから先は、Lepreの釣り工房へお越しください。
他のホームページにはない、ノウハウを公開しています。

まだ修理途中ですが、参考にしていただければ幸いです。

折れたロッド(釣竿)の修理はそれほど、難しいものではありません。ただ綺麗に仕上げようとすると難しくなってきます。国内には継ぎ目が分からないようなきれいな修復をしてくれるショップもあるようです。
実は、一時ロッドの修理を頻繁にやっていた時期がありました。10年も前でしょうか。当時はバス釣りにはまっており、メガバスのデストロイヤー(1ピースロッド)が一世を風靡していました。このロッド、釣り具屋では予約を入れてもいつ入ってくるやらわからないという状況。当然のことながら、新品ロッドにはプレミアが付き、オークションでは定価以上で取引されていました。人気のF4-66Xは定価の倍以上で取引きされていました。中古でも定価なみの金額。そんなデストロイヤーも折れてしまうことがあります。しかし、メーカー修理では時間がかかるとか、購入証明にあたる保証書がないと修理代が高い、あるいは修理してもらえないとかいろいろあったようです。そんなわけで、釣り仲間から折れたロッドを何とかきれいに修理できないかとか、傷をついたロッドを修復できないかという相談をよく受けていました。自分もなかなか触る機会すらないロッドでしたから、進んで修理を引き受けました依頼主の要求は、「とにかくきれいに、そして修理個所が折れないように」という無理難題でした。それに応じていると、その噂が広まりいろんな人から、様々な依頼が来るようになりましたその内容は、ガイドの鳴き(負荷がかかったときの異音)、グリップ、ロッドの深い傷の修復等々。いろいろ経験しました。折れたロッドの修復は、仕上がりと耐久性を追求すればするほど時間を要したものです。さて、前置きが長くなりましたが、オリジナル素材を極力再利用するという手法をご紹介します。
優れたショップでの修理手法は企業機密となっており、私は知りません。ここでご紹介する手法はあくまで我流ということでご理解下さい。プロショップ等では、よりよい手法で行われているかもしれません。
補修条件
・補強材以外は、破損素材を再利用する。
・補修用補強素材はカーボン。
この補修構造が基本形になります。

ここから先は、Lepreの釣り工房へお越しください。
他のホームページにはない、ノウハウを公開しています。

まだ修理途中ですが、参考にしていただければ幸いです。

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本革製品の色落ちリペアツール
有ると便利な皮製品の色落ちリペアツールを紹介します。
染料です。
色を混ぜて色合わせをします。
顔料系と混ぜて色合わせすることも可能です。
靴用の水性タイプを使用するときでも色合わせに混ぜて使えます。
但し、油性系との混合はできませんので注意してください。
レザークラフト仕上げ剤 レザーコート(アクリル系仕上剤)
皮の風合いを生かした、やわらかな光沢に仕上がります。
光沢を失った部分に塗ることで風合いを回復します。
水溶性で、水で薄めて光沢を調整します。
木工用ボンド(白いタイプ)をアルコールか水で薄めて代用できます。
染料です。
色を混ぜて色合わせをします。
顔料系と混ぜて色合わせすることも可能です。
靴用の水性タイプを使用するときでも色合わせに混ぜて使えます。
但し、油性系との混合はできませんので注意してください。
![]() レザー用染料 クラフト染料 12色セット |
レザークラフト仕上げ剤 レザーコート(アクリル系仕上剤)
皮の風合いを生かした、やわらかな光沢に仕上がります。
光沢を失った部分に塗ることで風合いを回復します。
水溶性で、水で薄めて光沢を調整します。
![]() レザークラフト仕上げ剤 レザーコート(アクリル系仕上剤) |
木工用ボンド(白いタイプ)をアルコールか水で薄めて代用できます。
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プリメインアンプPM-94
新年明けましておめでとうございます。
何か更新するネタは・・・と画像を整理中に、オーディオアンプの内部掃除と修理をした時の画像が見つかりました。
Marantz PM-94というこのプリメインアンプ、約25年前のメーカーの発表直後に秋葉原の電気店で注文し、2週間後に送られてきた記憶があります。
クォーターA回路というものを採用し、最大出力の1/4までは完全な純A級動作するというものです。
電源を入れて待機状態だと、常に35W+35W分の発熱があり、音楽を聞いている時はスピーカーへの出力分、発熱が減るという今のエコ時代に逆行するような特性のアンプなのです。 内部にホコリが溜まってくると放熱特性も悪くなり、電子部品の劣化が早くなるという悪循環にもなります。実は子供が小さいころ、アンプの上に絵本を置き、勝手にスイッチを入れっぱなししていたため、かなりの高温になり故障しメーカー修理に出したということ経験があります。修理に出す前に内部を解放したところ、ホコリが焦げていたのを目撃しました。
それ以降、冷却には気を使っていました。
さらに重量は23kg、今の時代にそぐわないこの重さは、一般家庭で使うには移動にも少々根性のいるようなしろものでした。なんせ、分解のために片側も持ち上げようものなら、一方のインシュレータに荷重が集中し、シャーシーがひずんでくるという思いもしなかったことが起きました。
実はカセットデッキという陳腐化した機器で録音をすると、どうも左右の音量レベルおかしいという現象が10年程前に起き、あまり録音することもなかったのでそのまま放置していました。
修理のきっかけは、オーディオラックの製作ついでに、もろもろの問題点の解消と埃の掃除。
カセットデッキをTAPE2に繋ぐと問題なく録音再生できるので、TAPE1出力時に信号が減衰しているということまではわかりました。 (オーディオラックの製作は、こちら)
当初はコネクタの接触不良か半田不良、配線の断線しかけなどを予想し配線を追いかけチェックしたのですが、スイッチパネルあたりで、断念。これ以上は本格的に解体せねばならずシャーシーを横に立てたりしなければならず、固定治具なしではひずませるリスクが生じてきたのです。。
結局カセットデッキをTAPE1接続からTAPE2接続に変更することで問題を解消しました。
例のごとく、その詳細過程がわかる画像はありません。なんせ、組み立て手順がわからなくなった時のために参考に見るつもりで記録した画像ですので。<(_ _)>
内部の掃除後の画像です。掃除前は、綿ボコリで内部は一面灰色の世界でした。冷却させるためには空気の流れが必要です。その空気にホコリが含まれているため、このようになってしまいます。それを防止するにはホコリの少ない空気で冷却すればいいのですが、不織布等をフィルターとして使うことは、空気の流れを阻害するためNGということは予想がつきます。
そこで、ラック側で工夫しホコリの侵入を抑えることにしたのです。
バックパネルのコネクタ接続部のサビ等は研磨で落とし、「メッキごっこ」で金メッキを施しました。未使用端子はビニールチューブでカバーし、表面劣化を防止しています。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
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ターンテーブルDP-2000の修理
DENONのレコードプレイヤー用ターンテーブルDP-2000、31年前に購入したものですが数年前から電源は入るものの、ON/OFFSTART/STOPスイッチがうまくきかない。

数回繰り返し押しているとターンテーブルが動き始めるという状態に。
そしてついに、スイッチを入れるのにSTARTするのに数分かかるというやっかな状態になってしまいました。
さらに回転数の切り替えもうまくいかなくなってきました。
電子部品の故障ならやっかいだし、これはお釈迦かなと思いつつネットで修理情報を検索。でも何も出てこない。
オークションでは、同様の症状のものがジャンクとして出品されているではないか。
というわけで、ダメもとで分解開始。
わかりにくい画像ですみません。
この画像は、組み立ての時に間違わないようにと、その確認用に撮ったものです。

原因は直ぐにわかりました。
回転数切り替えスイッチの接点部分が黒い皮膜で覆われていました。
このプレイヤーは接点部分に純銀を使っているようです。
その銀が空気中の硫黄成分を含む気体により、表面に硫化銀が生じたようです。
わかり易くいうと「いぶし銀」状態。これにより電気が流れにくくなったようです。
触れると硫化銀がポロポロと剥離してきます。

ON/OFFSTART/STOPスイッチは電気接点がスイッチボタンの中心から位置ずれし、斜めにわずかしか接触しない状態。
加えてその接点は黒く変色していました。
市販の接点復活剤でもいいのかもしれませんが、ひどく硫化していたので銀製の貴金属用の還元剤をメン棒についてて掃除。
でもなかなかとれませんでしたので、#2000のサンドペーパーで研磨しコンパウンドで仕上げました。

スイッチ以外のコネクター等の接点もチェックしてみますと、こちらも銀のようで部分的に黒く変色しています。
コンパウンドで研磨しました。



電源スイッチはパッケージ内に接点が収まっています。


分解ついでにキャビネットをピアノ塗装風に仕上げました。

FC2ノウハウ

数回繰り返し押しているとターンテーブルが動き始めるという状態に。
そしてついに、
さらに回転数の切り替えもうまくいかなくなってきました。
電子部品の故障ならやっかいだし、これはお釈迦かなと思いつつネットで修理情報を検索。でも何も出てこない。
オークションでは、同様の症状のものがジャンクとして出品されているではないか。
というわけで、ダメもとで分解開始。
わかりにくい画像ですみません。
この画像は、組み立ての時に間違わないようにと、その確認用に撮ったものです。

原因は直ぐにわかりました。
回転数切り替えスイッチの接点部分が黒い皮膜で覆われていました。
このプレイヤーは接点部分に純銀を使っているようです。
その銀が空気中の硫黄成分を含む気体により、表面に硫化銀が生じたようです。
わかり易くいうと「いぶし銀」状態。これにより電気が流れにくくなったようです。
触れると硫化銀がポロポロと剥離してきます。

加えてその接点は黒く変色していました。
市販の接点復活剤でもいいのかもしれませんが、ひどく硫化していたので銀製の貴金属用の還元剤をメン棒についてて掃除。
でもなかなかとれませんでしたので、#2000のサンドペーパーで研磨しコンパウンドで仕上げました。

スイッチ以外のコネクター等の接点もチェックしてみますと、こちらも銀のようで部分的に黒く変色しています。
コンパウンドで研磨しました。



電源スイッチはパッケージ内に接点が収まっています。


分解ついでにキャビネットをピアノ塗装風に仕上げました。

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