バイクのスポーク再生
分解したスポークはこんな感じです。
これからさび落としです。

クエン酸でサビを落としています。

さび落とし後、亜鉛めっき塗料で塗装しました。



亜鉛めっき塗装したものを再びクエン酸で処理します。
酸による暴露テストみたいなものですが、これで早期安定化につながります。

液がすこし黄色っぽくなってきました。亜鉛が溶け出しています。

スポークも全て処理します。
発生してくる泡は水素だと思います。

左から順に、
1.酸処理のみ
2.アルミ箔で擦ったもの。
3.#2000のサンドペーパーで軽く擦ったもの
4.#2000のサンドペーパーで軽く擦り、コンパウンドで、簡単に研磨したもの
5.同上
金属の光沢が出ているのがわかりますか?まさしく金属亜鉛の光沢なのです。

亜鉛めっき塗料シルバー(アルミ含有)で上塗りし自然乾燥24時間後、ハロゲンランプで60℃乾燥しました。

これを先ほどと同じように研磨していくと、今度はアルミの光沢がでてきますが、カラーホイールの色に合わせてゴールドに塗装する予定です。
その作業は組み付け前にすることにして、このまま1週間乾燥させ保管しています。
ちなみに、下の画像は屋外保管の4年前にレストアしたバイクTLMのもので、亜鉛めっき塗料(シルバー)で塗装しただけのものですが、サビは一切発生しておりません。

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バイクTLMのハブレストア
数年前、スペアとしてフロントホイールハブを入手するために、オークションで中古のフロントホイールを落札し分解保管していました。



ベアリングを抜き取ります。



内径は110.03mm、仕様限界は111mmですから問題ありませんでした。(画像のノギスの値は関係ありません)

汚れとサビを落とすため、ハブとスポークは灯油に1ヶ月ほど浸て放置していました。
大した効果はありませんでしたが・・・・。


ワイヤーブラシでは素材のアルミが摩耗してしまうので、剥離剤で塗料を落としました。
もともとの素材表面の荒れと傷は、#1000のサンドペーパーで手研磨しました。

耐熱200℃のエポキシ系の亜鉛めっき塗料で下塗りします。これは経年劣化によるアルミの腐食を防止するためです。
文献等では、アルミには適さないとありますが、エンジン等ですでに4年近い実績から自分は純正新品以上に腐食しにくいと思っています。ただ上塗りまでに1ヶ月以上の期間をおいています。


耐熱200℃の艶あり黒で塗装し、自然乾燥で4時間。
その後ドライヤーで60℃加熱15分。
その後、オーブンレンジで140℃、15分加熱しました。
この塗料、Top-HeaTという商品名ですが、数年前に購入したものより、乾きがいいような気がします。

塗装品質は、純正の新品以上・・・かな?

スペアのフロントホイールに組み付ける予定です。

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フライスのコラム改良
コラムは、錆止め、かなりぶ厚いサーフェイサー、上塗り黒で仕上げられていますが、
塗装表面は見るからに不均一。


この塗料をまず剥がしますが、荒い鋳肌をごまかすためのぶ厚いサーフェイサーは、かなりやっかい。
ディスクサンダーに回転ワイヤーブラシを取り付けて作業を開始しましたが時間がかかり、また鋳肌の粗さまではどうにもならないため、鋳物用のオフセット砥石に変更。凸凹の鋳肌を1mm程度削り込みました。

細目のやすりで大まかに面出ししました。
これは、固定部のあたり面の面精度を確保するためと、塗装仕上げ時の基準面を出すためです。
ついでにコラム内部をやすりがけ。なんと100cc程度の量の砂が出てきました。

固定面は念入りに平面出ししました。
エッジも出ています。



サーフェサーとして、コラムは常温亜鉛めっき塗料のグレーを刷毛塗り。
コラム内部は刷毛が届かないため、穴部をマスキングテープで塞ぎ、塗料を流し込みました。
コラム接続部品は常温亜鉛めっきスプレー塗料のシルバーを用いました。
自然乾燥後、コンロの小口のバーナーの上で弱火で加温。強制的に硬化を促進しました。


その後、サンドペーパーで手研磨し表面を滑らかにしてから、今度は常温亜鉛めっきスプレー塗料を吹きつけました。

この後、研ぎだし、常温亜鉛めっきスプレー塗料の重ね塗り、上塗りへと続いていきます。
上塗りは耐油性を考慮し2液性のウレタン塗料の予定です。
何色にしようかな・・・。
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塗装表面は見るからに不均一。


この塗料をまず剥がしますが、荒い鋳肌をごまかすためのぶ厚いサーフェイサーは、かなりやっかい。
ディスクサンダーに回転ワイヤーブラシを取り付けて作業を開始しましたが時間がかかり、また鋳肌の粗さまではどうにもならないため、鋳物用のオフセット砥石に変更。凸凹の鋳肌を1mm程度削り込みました。

細目のやすりで大まかに面出ししました。
これは、固定部のあたり面の面精度を確保するためと、塗装仕上げ時の基準面を出すためです。
ついでにコラム内部をやすりがけ。なんと100cc程度の量の砂が出てきました。

固定面は念入りに平面出ししました。
エッジも出ています。



サーフェサーとして、コラムは常温亜鉛めっき塗料のグレーを刷毛塗り。
コラム内部は刷毛が届かないため、穴部をマスキングテープで塞ぎ、塗料を流し込みました。
コラム接続部品は常温亜鉛めっきスプレー塗料のシルバーを用いました。
自然乾燥後、コンロの小口のバーナーの上で弱火で加温。強制的に硬化を促進しました。


その後、サンドペーパーで手研磨し表面を滑らかにしてから、今度は常温亜鉛めっきスプレー塗料を吹きつけました。

この後、研ぎだし、常温亜鉛めっきスプレー塗料の重ね塗り、上塗りへと続いていきます。
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エンジンシリンダー塗装
シリンダー、シリンダーヘッド


塗料を取り除きました。(剥離剤やワイヤーブラシ、サンドペーパー等)

シリンダーはサンドブラストをかけました。

シリンダー内部は結構綺麗でしたが、オイル焼け、ピストンリングのあたり傷は研磨除去しました。

艶有り黒の耐熱塗料で塗装し、24時間自然乾燥しました。



完全硬化のために150℃で焼き付けます。換気しながらオーブンで焼付けしました。

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塗料を取り除きました。(剥離剤やワイヤーブラシ、サンドペーパー等)

シリンダーはサンドブラストをかけました。

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